【お部屋の広さの見方】「㎡」と「畳数」ってどう違うの？

お部屋探しをされていると、「30㎡」や「6畳」といった表記を目にすることが多いかと思います。
これらはどちらもお部屋の広さを表す単位ですが、それぞれ意味や基準が異なります。ここでは、「㎡（平方メートル）」と「畳数」の違いや、それぞれの見方についてご紹介します。

■ 「㎡（平方メートル）」とは？
不動産の広告やWEBサイトなどでは、面積の単位として「㎡（平方メートル）」が一般的に使われています。

たとえば、「30㎡」と書かれている場合、そのお部屋の床面積が30平方メートルであることを意味します。
1㎡は、縦1メートル×横1メートルの正方形の広さです。

ただし、「30㎡」という数字だけでは、お部屋がどのような形をしているのか、どのように空間が使われているかまでは分かりません。
同じ面積でも、間取りや家具の配置、天井の高さなどによって、体感的な広さは大きく変わってきます。

■ 「畳数」について ?日本ならではの広さの感覚?
一方で、日本の住まいにおいては、「畳（じょう）」という単位で広さを表現することもよくあります。
畳は、もともと和室で使われていた敷物のサイズを基準にしており、現在でも感覚的に広さを把握しやすい指標として使われています。

一般的には、

6畳（ろくじょう） ≒ 約10.8㎡

8畳（はちじょう） ≒ 約14.4㎡

と換算されることが多いです（※地域や物件によって多少の誤差があります）。

この畳数表記は、特に「どのくらいの人数が住めそうか」「ベッドは置けるか」「テーブルを置いたらどのくらい余裕があるか」など、暮らしを想像するうえでのヒントになります。

■ 数字だけでなく“感覚”も大切に
㎡や畳数といった数字は、間取りを把握するうえで重要な目安になりますが、実際の住み心地を決めるのは数字だけではありません。

・天井の高さ

・窓の位置や採光

・家具の配置のしやすさ

・動線の取りやすさ

・実際の部屋の形（正方形・縦長・L字など）

なども、生活の快適さに大きく影響してきます。

可能であれば、気になる物件は実際に見学してみて、広さの数字だけでは分からない「空間の印象」や「暮らしやすさ」を体感することをおすすめします。

お部屋選びの際は、数字の見方を押さえたうえで、実際の生活をイメージしてみましょう。

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